二の午祭,馬頭観音,厄除け,大安寺,二の午祭,馬頭観音,厄除け,大安寺, 三月午の日
 本堂後方に新しく移築されたお堂が、嘶堂と称されるお堂です。そこに祀られた天平の秘仏・馬頭観音の大祭が「ニの午法要」です。二の午の日に営まれるところから、一般にそう呼ばれています。

 馬頭観音は、聖観音・千手観音・十一面観音・如意輪観音・准胝観音とともに六観音のひとつとされ、さらに不空羂索観音を加えた七観音のひとつとされる観音で、頭上に馬頭をいただいて忿怒をなした菩薩で、馬が牧草を喰むように、諸種の悪を食いつくしてくれる仏様だといわれています。

 そのため、人々は観音様に災厄除去の祈願をし、ことに厄年の人たちは厄除け参りをされます。加えて馬頭観音は牛馬の守神として、とくに江戸時代から広く信仰されるようになりました。

 大安寺の馬頭観音は、日本最古の像といわれ、その霊験は広く伝えられていますが、八代将軍吉宗の父紀州徳川二代藩主徳川光貞がことのほか信仰し、その霊験を秘文四字に浄書し、吉宗またその秘文を災厄除けの護符として幕閣・諸侯に頒ったということです。

 二の午祭りでは護摩が焚かれ、災厄除けの「秘文神符」が授与されます。近年は馬主をはじめとした競馬関係者も、馬の安全加護を求めて参詣されます。
二の午祭,馬頭観音,厄除け,大安寺,
二の午祭,馬頭観音,厄除け,大安寺,
南都,大安寺